江ノ島西浦写真館
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読了。 「ビブリア古書堂の事件手帖」の著者が贈るミステリー小説。 主人公は母が作家で祖母が写真館を営んでいて、写真の造形も深い若い娘という設定。 写真が元で親友の心に傷を負わせ、負う主人公はカメラを、写真を遠ざける。 転機は祖母の死。 写真館の整理中に出てきた未渡しの写真。 写真の返却の過程で出てくる謎。 謎を解いていくうちにキズを負わせた親友のことと繋がっていく。 謎解きと人間関係の修復を描いたほろ苦い青春小説、だったのかな? 栞子と多少被るところもあったけど、まぁまぁ読めた。 |