ターン

58

読了。

主人公は29歳の独身女性。
で、版画家。
事故って車が横転したはず。
なのに気がつくと自宅の座椅子で寝ていた。
悪い夢かと思ったが、何かがおかしい。
人の気配がない。
車も自転車も走っていない。
それどころか犬猫、虫の一匹もいない。
確かにさっきまで人がいた形跡はある。
で、あれやこれやしているうちに1日が経ち、気がつけば座椅子で寝ていた。
昨日に逆戻り?
次の日も、次の日も今日やったことが無に帰して昨日に逆戻り。
ターンだ。
無限ループ。
誰一人いない孤独な日々。
そんなこんなで数ヶ月が過ぎたころ突然電話が。。。。

いやぁ、怖いですねぇ。
ホラーぢゃないですよ。
主人公が結構のほほんな人だから、でも悲壮感がひしひしと。
ミステリーだなぁ。
で、恋愛小説でもあったなぁ。
終わり方も良い感じ。
なんとなく古書で買ったのだが、なかなかの作品でした。