明日の色

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読了。

下町人情物語でもあり、家族を取り戻すお話でもありました。
仲間に金を持ち逃げされて会社を潰し、借金返済後に妻子に逃げられ、ホームレス同然だったのを拾われて定額宿泊所の施設長に。
で、そこで知り合った元ホームレスの若き画家の才能に自分の人生を賭けて絵画ギャラリーのギャラリストに。
いろんなことに巻き込まれながらも成功への光明が差し、妻子とよりを戻せるかもしれない境遇に。

ま、現実はこんなに易く幸せを取り戻せるわけないのだけど、物語の中なんでアリなわけです。
ほっこり気分に浸るにはいい本です。