東京帝大叡古教授

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読了。

明治後期(日露戦争)から第二次世界大戦という激動の時代を生き抜き、日本国のために奮闘した人物の回顧録という体裁。
架空の東京帝国大学 宇野辺叡古教授のもとに政治学を学びに上京してきた青年がいきなり連続殺人事件に巻き込まれる。
叡古教授の名推理で犯人を突き止めていく様も見もの(読みもの)だが、ラストのこの青年の実名を知った時の衝撃たるや!!
実在の大物たちが随所に出てきたり、史実に基づく内容もあって架空のミステリーがリアルさを伴ってるところ、それも無理のない感じで描かれてるので長編作品だが面白く読めた。

う〜ん。。。。そうきたか。