黄昏のベルリン

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27年も前に書かれた作品のため、東西ドイツベルリンの壁ソビエト等・・・時代を感じさせる。
日本人の母とイタリア人の父とのハーフとして生を受けた主人公の画家の男のルーツにまつわるミステリ小説。
東ドイツから留学中の女生徒から、あなたの父はユダヤ人だと言われる。
真実を求めてヨーロッパに向かった彼を待ち受けてたものは驚愕の事実。
父はユダヤ人ではなく真逆の、彼らを捕らえて抹殺した、あのちょび髭オヤジだった。
えーっ!?
第三帝国復活を目論む者たちに翻弄された主人公の末路は。
どんでん返しにやられた感のあるお話でした。