2015-02-02 黄昏のベルリン 読書 8 27年も前に書かれた作品のため、東西ドイツ、ベルリンの壁、ソビエト等・・・時代を感じさせる。 日本人の母とイタリア人の父とのハーフとして生を受けた主人公の画家の男のルーツにまつわるミステリ小説。 東ドイツから留学中の女生徒から、あなたの父はユダヤ人だと言われる。 真実を求めてヨーロッパに向かった彼を待ち受けてたものは驚愕の事実。 父はユダヤ人ではなく真逆の、彼らを捕らえて抹殺した、あのちょび髭オヤジだった。 えーっ!? 第三帝国復活を目論む者たちに翻弄された主人公の末路は。 どんでん返しにやられた感のあるお話でした。