マスカレード・ホテル、マスカレード・イブ

73、74

マスカレード・イブが、いきなり文庫化っちゅうことで、取り敢えず読まなきゃと思い、そんなら前作も読まなきゃ内容忘れてるし、でも文庫本とはいえ2冊買いの出費は痛いし、ってどないやねん!(苦笑)
というわけで痛み分け折中で古本で。(^_^;
ま、氏の「いきなり文庫化」には何度か痛い目に遭ってるわけで。(^^ゞ

マスカレード・ホテルは、よく出来てると思うぞ。
これは楽しめたわ。
2度目のはずなのに初読みみたいな感じで。(え)
新田刑事と山岸フロントクラークとの迷コンビ&推理がいい感じでした。
テルマンの厳しさとプロとしてのプライドが刑事を慄かせる様は痛快。
でも新田の鋭さもさすが。
で、シリーズ化なのか?これは??
マスカレード・イブは、マスカレード・ホテルの前日譚だったわけで、番外編の様相。
山岸のフロントクラークとして4年目あたりのお話と、新田の第一課の刑事としての初任あたりのお話と、仮面大事のホテルマンと覆面作家のお話と、新田と山岸との二人がまだ邂逅する前のニアミス話の短編集でした。
エピローグでは、例のアレ、マスカレード・ホテルの連続殺人事件の原因となった事件の詳細が。
なるほどね、でもこれ今後もシリーズ化できるの?
テルマンと刑事って、そうそう無い組み合わせでしょ。
さぁ、どうする?圭吾さん。