あぽわずらい

読書

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「あぽやん」の第3弾だ。
成田空港を舞台にしたお仕事物語なのですが、今回は親会社破綻に伴う整理統合の余波をもろに受けて主人公は苦境に陥る。
少ない人員で乗り切れるのか、本社から出向してきた部長の不可解な動きに翻弄され、気を病んで出社拒否に。
この辺の精神状態、心理状態がよく描けている。
主人公のいない状態で、関係者の視点で語られる連作短編の形式を取るのもミソ。
最後に職場復帰した主人公と出向部長との対決、その結果としてシンガポールへ左遷へのくだりが足早で残念だったが、どうやら恋は成就するようだ。

このシリーズは、これにて「完」なのかな？？