ぼんくらで 上・下

1、2

江戸の長屋を舞台にした長編時代ミステリー。
こういうの宮部さんうまいなぁ。
長屋で起きた殺人を皮切りに、差配人の交代、賭博のいざこざ、壺拝みなる新興宗教、店子らの出奔等々、次々と不可解な事件が発生。
同心である主人公が事件の裏に潜む陰謀を解き明かし、真実を追い求める。
元来のんびり屋で面倒なことは避けるたちなのだが、助手や岡っ引き、美し過ぎる甥などの助けもあって見事解決。
いい読み物でした。

「ぼんくら」は、もちろん主人公のこと。(^^ゞ