あやまち

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恋愛ミステリー
「あやまち」を犯した男と、その男の罪と愛に何も答えない「あやまち」を犯した女のやるせない物語。

たまたま電車内で目撃した尾行劇。
その見事に巻いた男を興味本位で尾行。

駅から仕事場へ向かう途中の階段でいつも抜かれる男を気に掛け、風邪で体調を崩しエスカレーターを使う男に余ってた飴を渡す。
後日、男から飴のお礼として美術展のチケットをもらう。
いつしか二人は・・・

甘い恋愛も、男の何か秘匿するような行動が気になり始めた時に誰かに尾行されていること、見張られていることに気付く。
それはあの時の尾行者だった。
何故?
男から自分に尾行対象が変わった?
迫り来る恐怖。
そして尾行者に確保され、思わぬ男の過去を明かされる。
果たして男は過去に犯したあやまちについて主人公に全て打ち明け、それでも主人公を愛していると言うのだが、主人公はただただその場に立ちすくむのみ。
やがて男は黙って去って行き、二度と主人公の前に現れることはなかった。

主人公の女の犯した罪とは、を考えると哀れだと。
気に病む必要なんて無いさ。(^^;