2013-09-14 幻のマドリード通信 読書 81 スペインを舞台に繰り広げられる、おっかないことがいっぱい。(^^; 史実がどうなのかは分からないが、スペインの歴史の裏っ側はこうだったのだよ、とハードボイルド&サスペンス仕立てで書かれると、けっこうグッとくるかも。 逢坂さんは、スペインを書かせたらピカイチ(死語)なんだろうねぇ。 情景と登場人物の内面、精神状態の描写が素晴らしい。 その時代の、その場所に自分がいるみたいだ。 「幻のマドリード通信」や「カディスからの脱出」を含む全5編の短編集でした。