東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

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いやぁ、楽しめた。
面白かった。
共感した。
憤慨した。
涙した。
感動した。

書いておきながらなんて陳腐な表現だろう。
でもこれが事実ですべて。
私と同世代であるリーリーさんのオカンをメインに据えた自伝ですね。
このオカンがすごいんです。
愛に満ちてる。
全てを投げ打って息子に、息子の友に、仕事仲間に、愛情を注ぎ込む。
このオカン無くして今のリーリーさんは存在し得なかったのだよ、当たり前だけど。
亡くして初めてその愛の深さを知ることになる。
多分この作品を読んだ人は、みな親孝行しよう!と決心したはずだ!(笑)
電車の中で思わず涙しそうになったわ。
そこへいくと、オトン、あんたは何しよんの!!
ほんと、時々オトンやわ。
ええ味出してるけど。(^^;

夢と希望、欲望を呑み込んで、そして吐き出してしまう街、東京。
今日も誰かが。。。