夜の底は柔らかな幻 上・下

10、11

同名のアルバムを久保田早紀さんが出してるんですね。
ネットで題名を検索かけたらヒットしました。

不思議で、意味不明で、訳わからん世界観だ。
読み始めてすぐに頭が混乱。
ヌキ? ウラ? イロ? 在色者? 途鎖国? タマゲ? ソク???
これらの言葉の説明がないから想像して読むしかない。
ちょいと苦痛。
鎖国は土佐のことだね。
阿波とか讃岐とか大歩危小歩危とか出てくるしね。
この途鎖国って、もちろん日本にあって特殊な地域のようだ。
その中でも闇月になると禁忌の山に入山でぃるってんで、巡礼者が大挙してやってくるのだがイロ使い(在色者と呼び、特殊能力を持つ)も混じってくる。
そいつらを摘発するために入国管理局が血まなこになる様が異常だ。
主人公は警視庁の女で在色者。
元夫である禁忌の山を統べるソクとなった男を殺す目的を持つ。
その他にもソク狙いの在色者が続々と入山。
壮絶なバトルの末に残ったものは?

う〜ん、終わり方がなんだか。。。
スッキリしないんですけど。
凄惨な殺戮シーンを愉しむ趣味のない人には嫌悪感だけ残る不完全燃焼作品だった。
残念