2012-09-01 天才たちの値段 読書 165 主人公は短大に勤める男の美術史専攻の学者。 とあるきっかけで、「舌」によって美術作品の真贋を見分ける若者と出会い、美術品にまつわる謎を追う。 超人的な感と洞察力と探究心で思わぬ視点から謎を解く。 うわべだけでなく、その作品の裏側に潜む仕掛けまで白日の下に晒す。 そんなお話が5話。 美術品の作者の人物像、時代背景、ここに至った経緯が興味深く描かれている。 なかなか面白い。 これが門井慶喜さんのデビュー作なのでした。