天地明察

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本屋大賞を取ったことのある作品。
嫁が借りてきてたのでご相伴に預かった。(^^;
この作品の主人公は「渋川春海」で、江戸時代前期の囲碁棋士で天文暦学者であった。
その彼の生涯を描く。
実在の人物である。
囲碁打ちから幕命を受けて日本独自の暦の作成に生涯をかける算術士の20数年にわたる奮闘と挫折、そして願いが叶った喜びが、何となくトボけた主人公の容貌と相舞って楽しい作品に仕上がっている。
かなりの文量だがお勧めの一冊である。
淡い恋の成就も華を添える。(^^ゞ