光媒の花

43

六章からなる連作短編だ、
章の中の誰かが次の主人公に、そして一回りして元に戻るあたりは良く練られた感じ。
哀しい嘘と希望の光。
絶妙のバランス。
白い蝶が明日の光を運んでくるのか。
哀しい殺人が出てくるがホラー作品ではない。
なんか心に染み入る良い作品だったなぁ。