花と流れ星

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霊現象探求所を構える旧友と助手の若い女、そして売れない作家の主人公(男)の3人が、秘密を抱いて相談にやってくる人達の謎解きや悩みを解放していく内容の短編集。
売れないホラー作家の名前が著者と同じ「道尾」という設定が自虐的で可笑しい。

最初の「流れ星のつくり方」の構成が好きですね。
全てが氷解する切なくて哀しいラストが印象的。
良い作品だと思いました。