盗作

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盗んだのはオレなのか? アイツなのか?
自殺したアイツが残した稚拙な小説をベースに作家デビューして彼の名を筆名にしたオレ。
ある日全く筆が進まず、アイツの死の真相を求めるうちに、アイツの物語の中に囚われてしまった。
オレは抜け出せるのか?
著者自身が同様の体験をしていたというのが面白い。
「盗作」という題名から想像していたのと違った不思議な作品でしたね。
ビートルズに精通していれば、また別の面白さがあるかもしれません。