2011-07-11 マークスの山 上・下 読書 82、83 直木賞受賞作である。 稚拙な粗筋はパスして・・・(^^; 登場人物一人一人の描写がいい。 内面を、心に巣食う闇をリアルに描いてる。 そして組織と組織(警察と検察、法曹界、大学等)の駆け引き、もみ消し工作とこちらも「さもありなん」と思わせるリアルさで読むものを飽きさせない。 ラストシーンの、切なさ、やるせ無さの中にも、美しさ、神々しさが感じられる実に素晴らしい作品でした。 コレはお勧めです。