13階段

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江戸川乱歩賞受賞作です。 犯行時の記憶がない死刑囚の冤罪を晴らすために、刑務官が前科（傷害致死罪）を背負った青年と共に調査を始めた。 手掛かりは、死刑囚に一瞬浮かんだ記憶の片鱗。 それはの「階段」だった。 何処のどのような階段かは定かでない。 それでも処刑までに残された時間はわずかしかない。 このハラハラドキドキ感と死刑囚の極限の心理状態の描写がすごい。 いやほんと死刑にはなりたくない。 刑場の描写が以前新聞に掲載されていた写真そのまんまで、胸がキューっとなりました。 果たして冤罪は晴れたのか？ 真犯人は？ 最後に分かった真相に思わず唸りました。 そういう罠を用いますか。 なるほどねぇ。 いやほんと死刑は怖い。(^^;