FLY

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主人公の「執念」を描いた作品のようだね。
自分を警察に通報した少年を逆恨みして追う、逃亡中の殺人犯。
男は少年を殺すのではなく、少年の目の前で恋人を殺して逃亡。
少年は精神に異常をきたして入院。
殺人犯の実の娘を人質に取るような奇行で逮捕され、そしてまた入院。
それでも一貫して殺人犯の行方を執拗に追う。
でもね、その執念って結構空回りしてませんか?
結局、自身で怨を晴らすことは出来なかったし、恋人が殺された真相を知る下りも確かに「え?」と驚くが、それってどないやねんと思うし。
う〜ん、それなりにだったけど、何か物足りないびみょーな作品でした。