プリンセス・トヨトミ
10
大阪国かぁ。 あってもいいよねぇ。(^^ゞ 豊臣家滅亡の日から400年もの間脈々と、大阪で生まれ育った男子のみが父から息子へ受け継がれてきた、秘密のベールが今明らかになる。 こんなおもろい話は思いつかんなぁ。 東京からやってきた会計検査院の3人の調査官がこの秘密を暴こうとした時、男たちは立ち上がった。 大阪の全交通機関、通信手段が停止した。 そして大阪城へと向かう。 200万人からのおっさんたちがゾロゾロと行き交う異様な光景を想像するに、ぷぷっと笑ってしまう。 調査官の凸凹トリオと中学生の少年、少女の二人が絡んでクライマックスへ。 豊臣家の末裔を守るため、この伝統の灯を絶やさないために大阪の男たちは在るのだ。 末裔とは誰? いやぁ、こりゃ上質のエンターテイメントだ。 何か映画化されるみたい。 「綾瀬はるか」がひょとしてゲーンズブール役なのだろうか。 だったらイメージ違うんですけど。 大阪出身の著者だから書けた作品、なのかな? |