鳥人計画

141

これで東野氏の作品は絵本を除いて全て読破です。
長い道のりでした。
内容はウィンタースポーツ、冬季オリンピックの花形スキージャンプに絡むミステリーですね。
日本のトップジャンパーが毒殺される。
物語の半分あたりで犯人が逮捕されるのだが、きっかけは密告の手紙。
逮捕される前、犯人の許にも自主を促す手紙が。
犯人が誰が自分に、そして警察に垂れ込んだのかを推理する面白い展開。
最後まで直接彼を死にいたらしめた人物が誰なのかが謎でムムな状態。
それに一流ジャンパーのコピーシステムというトンデモない代物が絡んで奥行きが深いです。
結果至上主義に反旗を振るう作品でもあります。