うつくしい子ども

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これは「神戸連続児童殺傷事件」を参考にしたのかな?
犯罪加害者家族に焦点を当てた意欲作です。
逃げても無駄だと悟り弟(中1)が何故罪を犯したのか正面から事件に向き合う加害者の兄(中3)と、犯罪報道のあり方に疑問を抱く新聞記者とが互いの視点で描かれている。
犯罪の裏には真の首謀者がいたのだが、それはまぁそれとして兄の行動や態度は勇気があって強い。
ちょっと14歳の少年では考えられない。
新聞記者も人が良過ぎる。
これもどうかな?と。
不当な攻撃が加害者家族を襲う様はよく描かれていると思うけどね。
最後の、首謀者の親父の頼み事のの自分勝手さに呆れたことも付け加えておこう。