2010-03-27 波のうえの魔術師 読書 49 就職浪人中の青年に謎の老人が投資家の秘書としてスカウト。 いっぱしのトレダーに育て上げて、某銀行に復讐を果たすための株価操作、風説を流布、サクラを動員しての口座解約の取りつけ騒動を起こす。 知的ゲームを通しての青年の成長物語であり、サスペンスの香りも十二分に楽しめる1冊。 池袋ウェストゲートパークのマコトにも似た軽快な語り口調は石田衣良の作品そのもの。 面白かったですよ。