『脳内出血』と『悪いことはしていない』
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題名の「脳内出血」は今ひとつ内容とズレているような・・・・ ま、確かに変死体(女性)の死因が脳内出血だったんだけどね。 死んだ時に彼女は情事の真っ最中で、死後ベルトで首を絞められたという異常な状態で発見されるわけです。 で、その彼女の身元が全然判らなくて警察があたふたするわけですが。 色々探るうちに科学雑誌に掲載された論文の捏造疑惑と絡んでくると。 捏造した若い医師が女性の死体損壊容疑をかけられます。 かけられてもいいようなぐらい腐りきったやつなんですけどね。 彼は科学を冒涜するものとして槍玉に挙げられるんですけど、女性を殺した真犯人がその捏造した彼を殺したわけです。 そいつの言い分も「同じ穴の狢」なわけで悲しい。 この作品に登場する警部が女性だったことに全く気付かず・・・・ 伏線はあったんですけどね、大多数の人がまんまといっぱい食わされていると思われ。(^^ゞ | |
悪いことはしていない、でもその人にとっては言いがかりとはいえ悪いやつだと思われてしまう、そんな非情理な状態に置かれてしまった若いOLのお話。 ミステリーな場面も出てきます。 ちょっとオッサンが読むのにはどうかと思ったりするような感じなのだが、全く臆することなく借りて(予約までして)読んだのでした。 うん、面白かったよ。(^^) |