『禁じられた楽園』と『シー・ラブズ・ユー』と『アヒルと鴨のコインロッカー』と『螺鈿迷宮』

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負けた博打の借金の肩代わりに東城大学の落ちこぼれ医学生が諜報活動をしに桜宮病院に潜伏する。
そこで見聞きした数々の謎、そして驚愕事実。。。。
今回は「終末医療」や「死」を扱った作品でしたね。
興味深く読ませていただきました。
面白かったですよ、口撃をボクシングのパンチに見立てたやりとりは可笑しかった。
この作品の中盤辺りから皮膚科医に化けた火喰い鳥こと白鳥が登場します。
ちょっとバチスタのイメージとは違う白鳥が見られます。
最後の方に申し訳程度に田口センセも登場して華(?)を添えてました。
桜宮病院の跡取り娘が「北の大地」に逃走するところでこの作品は終わるのですが、なにやらきな臭い香りが。
続きを書くつもりなのでしょうか。
引っ越した先の隣人に誘われるまま(抵抗は試みてたようだが)本屋を襲撃して「広辞苑」を奪ってくるところから物語が始まる。
読んでて、なんか話がややこしいと思った。
2年前と現在の話が交互に展開されていく。
第4クォーター辺りで「ややこしい」と思っていたことの糸のホツレが解けた。
そういうことだったんだ・・・
成りすまして仲間の仇をとったんだね。
日本人とブータン人、アヒルと鴨。
似て非なるものだけど今の人は中身までじっくり吟味しないから判らないかもね。
「神」とあがめられたボブ・ディランはコインロッカーの中へ。。。
古本屋を営む四世代ワケあり大家族の面白可笑しい東京バンドワゴン シリーズ第2弾。
全編LOVEだねぇ、LOVEが満ちているよぉ、世の中LOVE&PEACEだねぇ。
そして新しい家族が二人増えたよぉ、家も手狭になったねぇ。
何ともいえない、現実として有り得ないなんとも奇妙でオドロオドロなお話。
最後の結末に果てしなく ???????? が付くのですが・・・
評価の難しい作品でした。