『真夜中のマーチ』と『人質カノン』

69,70

題名に違わず楽しい作品でした。
パーティー屋のヨコケン、一流企業の御曹司モドキのミタゾウ、お嬢のクロチェ、この3人がクロチェの親父とヤクザのフルテツが組んで賭博やりながら有名画家の2級品をネタに一儲けしたた金(10億円)を横取りしようと画策する。
が、謎の中国人二人組みに邪魔されてハチャメチャのドンちゃん騒ぎ、結局1億円だけ手に入れて3人で山分けというプチ・ハッピー・エンドな内容でした。
ヤクザが切れて暴れまわったり、中国人が拳銃を持ってたりするんですが、誰一人死んでないところがいいねぇ。(^^)
7編からなる短編集。
7編の中で「過去のない手帳」がよかったかな?
5月病で大学の授業に出なくなった青年がバイトの給料をもらいにでかけた電車の中の網棚で見つけた1冊の雑誌。
女性ファッション誌で、中から手帳が出てきた。
新品らしいが住所録に一人だけ女性の名前と電話番号、住所が記載されていた。
やがて青年はそこに記載されていた女性が住むマンションで小火騒ぎになり、その女性の消息がわからないことを知る。
青年は女性を探すことにしたのだが・・・・
女性の生き様に青年が自分を見つめなおすお話でした。