僕はパパを殺すことに決めた

おっと、過激な題名だこと・・・
以前話題になった図書ですね。
嫁が図書館から借りてきてたので、ご相伴に預かりました。(^^ゞ
ま、いろいろと問題を含む作品ではあるが、やはりジャーナリストって何してもいいってもんぢゃないぜ!と個人的には思ったわ。
門外不出であるはずの警察の供述調書(著者もそう認識している)を、盗み見?転書?コピー?撮影?
いずれにしても立派な窃盗とちゃうの?
それはさておき(ヲィ)、内容はというと調書の抜粋てんこ盛りで要所要所に著者のコメントがあるのだが、別に彼女でなくったっていいわけで・・・・ま、どうでもいいか。
結論、虐待連鎖反応は止まらない!
彼のパパからの執拗な勉強の強制と暴力、過去をたどればパパは実母から流血沙汰の暴力を受けている。
そして起こるべくして起きた放火(結果として3名の殺人)。
彼は広汎性発達障害だったと書いてある。
だからパパを殺害する計画を立てるにあたって、不可解な凶器の変遷、そしてパパが不在とわかっている放火の決行、逃亡先で民家に侵入して盗る物とって逃げればいいのにTVをつけてそのまま寝たりという異常行動を起こしていたわけだ。
ただ、こういうのって外部からはなかなか理解しがたいものがあるので、この調書が明るみ出なければ謎は闇の中。
なかなか考えさせられる内容ではあった。
ちなみにパパも病気やね。
暴力癖は治らんと思う。
反省が一過性のような気がする。
だから出所後の彼とパパを一緒にすることは危険だと思う。
この点では著者と同感。

子供への虐待はやめましょうね。
金属バットを買い与えることは控えましょう!(違)