ナニー・マクフィーの魔法のステッキ

いや、何ね、株主優待券を頂いたので息子と行ってきたんですけどね、OS劇場(大阪うめだ)だから選択の余地がなかったんですよ。で、見終わった後は何だかほのぼのほんわか気分。ハッピーエンドですよ、もちろん。でも毒あり、笑いあり、涙あり、祝福ありなんです。
ここから以下ネタバレあり

映画の冒頭、いきなり絶叫しながら屋敷から飛び出すおばちゃん。(爆)
簡単に言うとこの映画は、7人のヤンチャ坊主たち(相当ハンパぢゃないんだけど)と父親(葬儀会社勤務といあたりが既に。。。(^^ゞ)のドタバタ活劇。。。。もとい、育児戦争ですかな。マクフィーさんの手助けでお父さんも子供たちも共に成長するというお勉強映画。(違)
お父さん仕事熱心なんだけどアッチも御熱心だったようで7人もの子だくさん。でも1年前に奥さんが他界。で、ナニー(乳母)を雇うんだが子供たちがね、抵抗するんですよ。絶対に追い出してやると犠牲になったナニーが17人。(え) やり方がハンパぢゃない。末っ子の赤ん坊を鍋に入れて、それを食すという毒のある演出。いや、マジに食うわけないんだけど。食ってるのは靴下を履かせたチキンか何か。(笑) その他にもギロチンで人形やぬいぐるみの首を落とす落とす。たまらずナニーは職場放棄。またまたいなくなったナニーに困ったお父さん、ナニー紹介所はもうお宅に紹介できませんと断られるし。。。。で、登場したのが変な杖を持つマクフィーさん。そのおどろおどろした、いかにも魔法使い然とした異様ないでたちにみんな恐々。だんご鼻に、大きなイボが2つに、つながった眉毛に、片方だけ唇の外側に出た上前歯。そんなマクフィーさんが5つのレッスンを子供たちに授けます。
1.夜は寝ること (ん?)
2.朝は起きること (え??)
3.服を着替えること (はぁ???)
4.人の話を聞くこと (。。。????)
で、さいごの5つめは。。。。ぜひ見て御自身で確認を。(^^;
子供たち、寂しいんですよね。母親を早くに亡くし、お父さんは仕事ばっかりで子供たちと真剣に向き合わない(お父さんも苦労してるんだけどね、子供の視点が欠けている)。だからナニーに反発してしまうんですよね。悪戯して寂しさを紛らわせているんだろうなぁ。
そんなこんなで1ヶ月以内に再婚しないと資金援助をしないと伯母から最後通告。子供たちをばらばらにさせたくないお父さんは、あせって好きでもないオバちゃんと結婚することに。そんな親心も知らない悪ガキどもは破談を企てる。見事成功したものの、その結末は望んでいなかったもの。子供たちはオバちゃんに許しを請い、再婚話を成立させる。ま、オバちゃんは伯母の地位と資産に目がくらんだんだけどね。
それでもやはりイヤなんだよね、そのオバちゃんがママになることに。本性知ってしまったし。でお決まりの結婚式破壊作戦に打って出ます。見事な破壊っぷり。もちろんマクフィーさん公認。(笑) そんな子供心に気づくお父さん。見事にオバちゃん張り倒すし。
で、で、そんでもってクライマックス。オバちゃんとの再婚は阻止できたものの1ヶ月以内の結婚の約束が果たされないわけで、そうなると伯母の援助が打ち切られ、子供たちは施設に預けられたりしてバラバラになる運命。でもお兄ちゃんは目ざとい! 元使用人だった娘さんとお父さんをくっつけてしまう。(^_^) 最後の結婚式のシーン、実にファンタジーマクフィーさんの粋な計らい(魔法なんだけどね)で、真夏に雪を降らせてしまう(有り得ない例えということで何回も伏線として登場)。めちゃめちゃになった式場(野外だけど)も衣装も全て白く、清らかに変身させてしまう。元使用人だった娘さんの衣装も雪がまといつき、白いブライダル衣装、ベールに。
そしてマクフィーさんは事の成り行きを静かに見守り、みごと5つめのレッスンのクリヤを見届けてその場を静かに去っていきます。
「必要がある間はあなた達が望まなくても私は居るし、必要がなくなればあなた達が例え望んでも私はここに居ません」。う〜ん、沁み入る言葉だなぁ。。。。
そうそう、レッスンがクリアされる度にマクフィーさんのイボが消え、片出っ歯が消え、最後は普通のおばちゃんに戻ってます。(^^)

ということで(どういうこと?)、お子ちゃまだけでなく大人(お父さん)も楽しめます。(^^ゞ
(ほとんどあらすじバラしだし。。。。)
うげっ、「ギロチン」だけ見えてるし。(爆)

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